公演情報

23 NODA・MAP第26回公演
兎、波を走る
2023/06/17 ~ 2023/08/27
22 NODA・MAP第25回公演
Q:A Night At The Kabuki
2022/07/29 ~ 2022/10/30
21 NODA・MAP番外公演
THE BEE
2021/11/01 ~ 2021/12/26
21 NODA・MAP第24回公演
フェイクスピア
2021/05/24 ~ 2021/07/25
19 NODA・MAP第23回公演
Q:A Night At The Kabuki
2019/10/08 ~ 2019/12/11
18 NODA・MAP第22回公演
贋作 桜の森の満開の下
2018/09/01 ~ 2018/11/25
17
One Green Bottle
2017/11/01 ~ 2017/11/26
17 NODA・MAP第21回公演
足跡姫~時代錯誤冬幽霊~
2017/01/18 ~ 2017/03/12
16 NODA・MAP第20回公演
逆鱗
2016/01/29 ~ 2016/04/04
15 NODA・MAP第19回公演
エッグ
2015/02/03 ~ 2015/04/19
13 NODA・MAP第18回公演
MIWA
2013/10/04 ~ 2013/12/08
12 NODA・MAP第17回公演
エッグ 
2012/09/05 ~ 2012/10/28
12 NODA・MAP番外公演
THE BEE Japanese Version
2012/04/25 ~ 2012/06/24
12
THE BEE English Version
2012/01/05 ~ 2012/03/11
11 NODA・MAP 第16回公演
南へ
2011/02/10 ~ 2011/03/31
10 番外公演
表に出ろいっ!
2010/09/05 ~ 2010/09/28
10 NODA・MAP 第15回公演
ザ・キャラクター
2010/06/20 ~ 2010/08/08
09
ザ・ダイバー
2009/08/20 ~ 2009/09/20
09 NODA・MAP第14回公演
パイパー
2009/01/04 ~ 2009/02/28
08
THE DIVER
2008/09/26 ~ 2008/10/13
07 NODA・MAP第13回公演
キル
2007/12/07 ~ 2008/01/31
NODA・MAP番外公演
2007 THE BEE ロンドンバージョン
2007/07/12 ~ 2007/07/29
NODA・MAP番外公演
2007 THE BEE 日本バージョン
2007/06/22 ~ 2007/07/09
06 NODA・MAP第12回公演
ロープ
2006/12/05 ~ 2007/01/31
NODA・MAP 番外公演
2006 英国公演 THE BEE
2006/06/21 ~ 2006/07/15
05 NODA・MAP第11回公演
贋作 罪と罰
2005/12/06 ~ 2006/02/18
04 NODA・MAP第10回公演
走れメルス
2004/12/03 ~ 2005/01/30
03 NODA・MAP第9回公演
オイル
2003/04/11 ~ 2003/06/15
03 NODA・MAP 英国公演
RED DEMON
2003/01/31 ~ 2003/02/22
01 NODA・MAP スペシャルステージ
2001人芝居
2001/02/03 ~ 2001/02/28
00 NODA・MAP番外公演 第4弾
農業少女
2000/10/20 ~ 2000/11/08
00 NODA・MAP第八回公演
カノン
2000/04/01 ~ 2000/05/28
99 NODA・MAP第七回公演
パンドラの鐘
1999/11/06 ~ 1999/12/26
99 NODA・MAP第六回公演
半神
1999/04/02 ~ 1999/05/16
98 NODA・MAP番外公演
Right Eye
1998/12/03 ~ 1999/01/24
98 NODA・MAP第五回公演
ローリング・ストーン
1998/04/04 ~ 1998/05/13
97 NODA・MAP第四回公演
キ ル
1997/07/03 ~ 1997/08/31
96 NODA・MAP番外公演
赤鬼
1996/10/12 ~ 1996/11/10
96 NODA・MAP第三回公演
TABOO
1996/04/04 ~ 1996/05/26
95 NODA・MAP番外公演
橋爪功VS野田秀樹 二人芝居「し」
1995/12/01 ~ 1995/12/26
95 NODA・MAP第二回公演
贋作 罪と罰
1995/04/01 ~ 1995/06/11
94 NODA・MAP第一回公演
キ ル
1994/01/07 ~ 1994/03/13
0000/00/00 ~ 0000/00/00

2007 THE BEE 日本バージョン

2007 THE BEE 日本バージョン

野田秀樹、初の英語での書き下ろし作品『THE BEE』が、いよいよ日本上陸! "蜂のように劇場に飛んで行くべし!" と英国メディアを魅了した『英語オリジナルバージョン』と今回、新たに誕生する『日本語バージョン』の競演がシアタートラムで実現する。 「言語」も「ジェンダー」も超越した二つの劇世界。  そこに浮かび上がるものは?! →English 2006年夏にロンドンで初演され、英国メディアと演劇ファンに絶賛された『 THE BEE 』 が、この夏、いよいよ日本の演劇ファンの前に登場します。 しかも今回は、1ヶ月余の公演期間前半に、新たに野田によって書き下ろされた「日本語バージョン」、後半に「英語オリジナルバージョン」の連続上演を敢行! もちろん野田自身が日英バージョン両方を演出し、それぞれのバージョンに異なる役で出演する・・・、という大きなミッションを自らに課してのステージです。 初演で英国人を驚愕させたスリリングなストーリー展開の原作は、筒井康隆氏が'70年代に刊行した「メタモルフォセス群島」(新潮社)に収録された短編小説 『毟りあい』。  野田は、ここに描かれた『つまらない恐怖心に支配されてゆく平凡な人間』の姿に強烈なインスピレーションを得て、これをベースに、英国の俳優たちと3年にも渡るワークショップを積み重ね、劇作家コリン・ティーバンの協力の下、英語でダイレクトに書き下ろすという初めての作業に取り組みました。 そして、その過程で、原作にはない『 BEE(蜂) 』を重要なファクターとして効果的に絡め、常に"ロジカルな解釈と言葉"を重んじる英国演劇人の特性に、野田特有のスピーディーな身体言語を投影させたオリジナリティあふれる作品を誕生させたのです。  このオリジナル英語版では、「70年代の東京に生きる日本人」を「英国人俳優」が「日本人が書いた英語」で演じる、という設定が与えられました。しかも、主役の日本人ビジネス "マン" をローレンス・オリビエ賞受賞女優:キャサリン・ハンターが演じ、「彼」に人質にとられる "脱獄犯の妻" 役を 野田 秀樹が演じるという、二重の"トランス・ジェンダー"構造が、演出プランとして絶妙に組み込まれました。  もちろん、キャサリン以外の3人の俳優たち<野田、トニー・ベル、グリン・プリチャード>が、10役近い登場人物をスピーディーに演じ分け、瞬く間に繰り広げる場面展開は、それが英語であっても、ロンドンの劇場であっても、まさしく<野田秀樹の世界>そのもの!  常々、リアルな舞台設定や表現に慣れ親しんだ英国メディアや観客は、最初はその設定のユニークさや息を飲む展開に戸惑いながらも、最後には、"絶対見るべき作品"と大きな賞賛を惜しまず、ロンドンSOHO THEATREは連日、この"類稀で珠玉のような作品"(Time out誌)を求める観衆で賑わいました。  さて、今回の番外公演では、この戯曲が本来もつ二重構造に、もうひとつ捻りを加えた新たな視点から、『THE  BEE 日本バージョン』を上演することになりました。 ロンドン初演プロジェクトで前進した真の意味での国際的な共同作業と交流を、今度は日本の創作現場にフィードバックさせ、単なる英語から日本語への翻訳上演ではない、新たな日本語オリジナル作品としての『THE BEE』を、より高度な次元で結実させようというものです。  日英2方向からの入り口=2つの上演形体でありながら、ひとつの作品世界『THE BEE』の普遍性を探求、そして、そこから見えてくる様々な違和感でさえも劇世界の醍醐味として味わおう、という意図から生まれたアプローチです。 美術・照明等の舞台デザインも、もちろん、現代日本演劇界最高のスタッフによる日本版オリジナル。そして、名優キャサリン・ハンターが演じたビジネスマン・イドは、日本版では 野田 秀樹 が演じ、野田が艶やかに(?)演じた「人質にとられる脱獄犯の妻」役は、日本版では、女性の心理をリアルに演じる実力派 秋山 菜津子 が演じます。また、ダンスというカテゴリーを超えたパフォーマーとして絶大な人気を誇るコンドルズ 近藤 良平 が台詞劇に挑むという楽しみも加わり、第13回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞で勢いに乗る 浅野 和之 が、久々に野田作品に登場する・・・という充実の俳優陣も、日本バージョンならではの大きな魅力と言えるでしょう。 日本語の特性を最大限に駆使し、身体表現も言語と同義語に確立し、独自の世界を築き上げてきた野田秀樹が、英語からダイレクトに作品世界を構築し、英語で「社会や人間心理の奥部に潜む真実」に肉迫するとき、そこには何が現出してくるのか・・・・。 そして、英語から立ち上がった"概念"を、単なる和訳ではない「野田言語」で新たに表現するとき、その世界観には何が映し出されるのか・・・。日英最高のキャスト・スタッフが東京に集結し構築する意義は計り知れません。 これまで、小空間を舞台に多くの革新的な作品を生み出してきた "NODA・MAP番外公演" 久々の復活は、野田秀樹の新たな伝説の始まりでもあります。   是非、「日本バージョン+ロンドンバージョン」ふたつの世界から、その伝説を目撃してください! お楽しみに!