Cast&Staff(キャスト&スタッフ)

Cast&Staff

宮沢 りえ  Rie Miyazawa

1973年、東京都生まれ。88 年に『ぼくらの七日間戦争』で映画初主演。女優として幅広く活躍し、01年『華の愛 遊園驚夢』でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞受賞。14年『紙の月』では東京国際映画祭最優秀女優賞を始め幾多の賞に輝く。近年の主な出演作品に、舞台『ビニールの城』『コペンハーゲン』『元禄港歌〜千年の恋の森〜』『海辺のカフカ』、テレビドラマ『グーグーだって猫である』など。10月には映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の公開が控える。野田作品へは『透明人間の蒸気』(読売演劇大賞最優秀女優賞受賞)『ロープ』(紀伊國屋演劇賞個人賞受賞)『パイパー』『ザ・キャラクター』『THE BEE Japanese Version』『MIWA』(菊田一夫演劇賞受賞)に続き7作目の参加となる。

妻夫木 聡  Satoshi Tsumabuki

1980年、福岡県生まれ。01年、映画初主演作『ウォーターボーイズ』で 日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、注目を集める。その後、映画『ジョゼと虎と魚たち』で国内外の数々の映画賞を受賞。09年『天地人』ではNHK大河ドラマ初主演を務め、10年には映画『悪人』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか数々の賞を受賞。近年の主な出演作品に、映画『殿、利息でござる』『家族はつらいよ』『黒衣の刺客』など。9月に映画『怒り』、17年に映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『愚行録』『家族はつらいよ2』と公開が続く。また、11月には舞台『キネマと恋人』が控えている。野田作品では『キル』『南へ』『エッグ』(初演/再演)に出演。今回5度目の出演となる。

古田 新太  Arata Furuta

1965年、兵庫県生まれ。劇団☆新感線の看板俳優。劇団以外の活動も多岐に渡り、近年の主な出演作に、舞台『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない』『乱鶯』『ツインズ』『五右衛門vs轟天』『いやおうなしに』、映画『パディントン』『信長協奏曲』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』、テレビドラマ『リスクの神様』『信長協奏曲』など。バラエティ番組出演も数多く、テレビ朝日『関ジャム』にレギュラー出演中であるほか、コラムニストとしても多数の雑誌連載を持つ。97年/12年に読売演劇大賞優秀賞を受賞。野田作品は94年『虎〜野田秀樹の国性爺合戦〜』以降数多く、『贋作 罪と罰』『ザ・キャラクター』(紀伊國屋演劇賞個人賞受賞)『MIWA』など、本作で9作目の出演となる。

佐藤 隆太  Ryuta Sato

1980年、東京都生まれ。99年にミュージカル『BOYS TIME』でデビュー。テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』に出演し人気を集める。テレビドラマ初主演を果たした、08年『ROOKIES』は翌年映画化されるなど、好評を博す。近年の主な出演作に、舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』『大パルコ人②高校中パニック!小激突!!』『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、テレビドラマ『僕のヤバイ妻』『火の粉』『ナオミとカナコ』『恋愛時代』『花燃ゆ』、映画『TOKYO TRIBE』など。9月から土曜時代劇『忠臣蔵の恋』、17年には映画『鋼の錬金術師』の公開が控えている。今回、NODA・MAPに初参加。

鈴木 杏  Anne Suzuki

1987年、東京都生まれ。96年にテレビドラマ『金田一少年の事件簿』でデビュー。01年にゴールデン・アロー賞、03年には日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、12年には映画『軽蔑』にて高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、演技派として多数の受賞経験を持つ。近年の主な出演作品に、舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』『イニシュマン島のビリー』『元禄港歌〜千年の恋の森〜』『海辺のカフカ』『星ノ数ホド』『社長吸血鬼』『冬眠する熊に添い寝してごらん』、映画『花とアリス殺人事件』『さよなら渓谷』『ヘルタースケルター』、テレビドラマ『花燃ゆ』など。今回、NODA・MAPに初参加。

池谷 のぶえ  Nobue Iketani

1971年、茨城県生まれ。94年、劇団「猫ニャー」(後「演劇弁当猫ニャー」)の旗揚げから04年の解散まで、すべての公演に参加。その後、演劇ユニット「おにぎり」や「酒とつまみ」を旗揚げ。舞台を中心に、映像にも活動の場を広げている。近年の主な出演作品は、舞台『浮標』『たとえば野に咲く花のように』『才原警部の終わらない明日』『グッドバイ』、映画『海難1890』『龍三と七人の子分たち』『ソロモンの偽証 前篇・後篇』、テレビドラマ『民王』『るみちゃんの事象』など。10月には舞台『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』への出演が控えている。04年『透明人間の蒸気』『走れメルス〜少女の唇からはダイナマイト!〜』以来、12年ぶり3度目の野田作品出演。

中村 扇雀  Senjaku Nakamura

1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。四代目坂田藤十郎、扇千景夫妻の次男、兄は四代目中村鴈治郎。67年11月、歌舞伎座『紅梅曾我』にて初舞台。95年1月、大阪中座にて三代目中村扇雀を襲名。近年は上方歌舞伎と江戸歌舞伎の架け橋的な役割を担うとともに平成中村座やコクーン歌舞伎などで十八世中村勘三郎の相手役を務め活躍。女形と立役を兼ねる役者として上方歌舞伎の芸の継承に意欲を燃やし芸域を広げている。野田が作・演出した歌舞伎三作『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』『野田版 愛陀姫』に出演。今回、NODA・MAPに初参加。

野田 秀樹  Hideki Noda

1955年、長崎県生まれ。劇作家・演出家・役者。東京芸術劇場芸術監督、多摩美術大学教授。東京大学在学中に「劇団 夢の遊眠社」を結成。92年劇団解散後、ロンドンへ留学。帰国後の93年に演劇企画製作会社「NODA・MAP」を設立。以来『キル』『赤鬼』『パンドラの鐘』『THE BEE』『ザ・キャラクター』『エッグ』『MIWA』『逆鱗』などの話題作を発表。歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』や、モーツァルト歌劇『フィガロの結婚〜庭師は見た!〜』の演出、海外での共同制作など、演劇界の枠を超え国内のみならず海外でも精力的な創作活動を行う。様々なアーティストとの文化混流による「東京キャラバン」を16年より展開。

Staff

美術/堀尾 幸男

武蔵野美術大学在学中に旧西ドイツ国立西ベルリン芸術大学舞台美術科に留学。舞台美術家・故金森馨氏に師事。1983年、オペラ『プッチーニ3部作』『ルチア』『マリア・ストラーダ』の美術を担当。以来、芝居、ミュージカル等さまざまな舞台美術プランを手掛けている。90年伊藤喜朔賞、96年および99年に読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、00年紀伊國屋演劇賞、07年朝日舞台芸術賞を受賞。野田作品は、92年『野田秀樹の真夏の夜の夢』以来数多く、近年では『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』『南へ』『THE BEE Japanese Version』『エッグ』『半神』『MIWA』『逆鱗』、歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』『野田版 愛陀姫』、モーツァルト歌劇『フィガロの結婚〜庭師は見た!〜』などを手がける。

照明/服部 基

岡山県倉敷市出身、信州大学工学部電気工学科卒。吉井澄雄、沢田祐二の両氏に師事。1986年、(株)ライティングカンパニーあかり組を設立(現在顧問)。演劇、ミュージカル、オペラ、能と多種多彩な舞台を手がけ現在に至る。94年〜95年、文化庁在外研修員としてドイツで研修。83年『グレイクリスマス』で日本照明家協会優秀賞、93年『ロレンザッチョ』『四重奏』で日本照明家協会賞大賞、08年『コンフィダント・絆』『コペンハーゲン』『キル』で紀伊國屋演劇賞個人賞、08年『コペンハーゲン』で日本照明家協会大賞、10年『ヘンリー六世』で読売演劇大賞優秀スタッフ賞など受賞多数。野田作品は、94年97年07年『キル』、14年『半神』、16年『逆鱗』を手がけるほか、15年「東京キャラバン」に参加。

衣装/ひびの こづえ

東京芸術大学美術学部デザイン学科卒業。1988年にコスチューム・アーティストとしてデビューして以来、雑誌・ポスター・CM・ダンス・バレエ・映画など、その発表の場は多岐に渡る。97年より、作家名を「内藤こづえ」より「ひびのこづえ」に改める。野田演出作品の舞台衣裳は、90年『野田秀樹のから騒ぎ』以来、『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』『南へ』『エッグ』『MIWA』『逆鱗』、歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』『野田版 愛陀姫』、モーツァルト歌劇『フィガロの結婚〜庭師は見た!〜』、「東京キャラバン」など全29作にも及ぶ。NHK E テレ『にほんごであそぼ』では衣裳とセットも手掛けている。舞台衣裳などの残った生地や衣装の断片をつかったワークショップ「ちいさな生きもの研究所」を毎月渋谷LOFTで開催中。
http://www.haction.co.jp/kodue/

作調/田中 傳左衛門

歌舞伎囃子田中流十三世家元。1976年生。5歳で能楽囃子と邦楽囃子、能楽の子方の初舞台を踏む。歌舞伎には90年から参加し、歌舞伎史上最年少の16歳で立鼓(コンサートマスター)に就任。7代目田中源助の名を経て、04年歌舞伎座、坂東玉三郎『茨木』にて13世田中傳左衛門を襲名。野田秀樹作・演出の歌舞伎三作『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』『野田版 愛陀姫』の作調・演奏を手がけたほか、08年『THE DIVER』ロンドンバージョン、09年『ザ・ダイバー』日本バージョン、11年『南へ』でも野田作品に参加する。歌舞伎囃子協会会長。学習院大学非常勤講師。

サウンドデザイン/原 摩利彦

音楽家。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程中退。質感/静謐を軸に様々な形態の作品を制作する。アルバム『Flora』(night cruising, 13)、室内楽曲『Night-filled Mountains』(京都芸術センター,14)、サウンドインスタレーション『Copyright #1 : Showcase』(芦屋市立美術博物館, 16)を発表。坂本龍一氏との即興セッション(NHK-FM, 14)も行う。ダムタイプ高谷史郎プロジェクト・メンバーとして『ST/LL』(音楽:坂本龍一との共同制作)、『CHROMA』に参加。ダムタイプとしてインスタレーション作品『MEMORANDUM OR VOYAGE』、『Trace/React』(東京都現代美術館,14)を発表。また、ダミアン・ジャレ+名和晃平『Vessel』、野田秀樹「東京キャラバン」、カワイオカムラ『コロンボス』など、舞台や映像作品の音楽も担当。今回、NODA・MAPに初参加。
http://www.marihikohara.com/

音響/zAk

レコーディング&ライブエンジニア、プロデューサー、音楽家。国内外を問わず音楽、演劇、ファッションなどに関する多数の作品に関わる。近年の主なレコーディング、ライブでは坂本龍一、三宅純、菅野ようこ、忌野清志郎、相対性理論、ONE ORTRIX POINT NEVER、SQUARE PUSHER、UA、FISHMANS、BOREDOMS、BUFFALO DAUGHTER、YANOKAMI、青葉市子、きのこ帝国など。海外のアーティストではジェフ・ミルズのエレクトリックジャズフュージョンバンド”Spiral Deluxe”EUツアーのライブPAと同時に録音エンジニアを担当。映画『ナイン・ソウルズ』(03)『空中庭園』(05)『蘇りの血』(09)『モンスターズクラブ』『I’M FLASH!』(12)の豊田利晃監督作品他、ワン・イェミン監督『闘茶』(08)では音楽監督を務めた。また劇団「維新派」の音響を20年以上務め、近年では飴屋法水の舞台やライブの音響、マームとジプシー『cocoon』『小指の思い出』を始めとする公演、豊田利晃監督ライブシネマ『怪獣の教え』では音響を務めている。今回、NODA・MAPに初参加。

振付/井手 茂太

ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」主宰。既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常の身振りや踊り手の個性を活かしたオリジナリティ溢れる作品を発表。国内をはじめドイツ、フランス、イギリスなどの23都市、のべ34箇所で作品を上演。カンパニーでの作品発表に加え、演劇作品へのステージングや振付、CM・ミュージックビデオの振付や出演など、その活動は幅広い。近年の主な振付作品に、白井晃演出『テンペスト』、ナイロン100℃『パン屋文六の思案〜続・岸田國士一幕劇コレクション〜』など。95年ドイツARENA FES’95観客賞 (イデビアン・クルー)、04年読売演劇大賞優秀スタッフ賞、06年アサヒビール芸術賞、08年/09年日本ダンスフォーラム賞など受賞多数。振付・演出・出演する、イデビアン・クルー新作『シカク』が10月に控えている。野田作品では、16年『逆鱗』「東京キャラバン」に参加。
http://www.idevian.com/

映像/奥 秀太郎

映画監督/ 映像作家。舞台は1996年より東宝、NODA・MAP、宝塚歌劇団等にプランナーとして参加。主な参加作品に、東宝ミュージカル『エリザベート』、宝塚歌劇団『オーシャンズ11』等。映画監督として『壊音』『日雇い刑事』『日本の裸族』『赤線』『カインの末裔』(ベルリン国際映画祭正式出品)『USB』『台風一家』等。演出家として舞台『黒猫』(読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞)『ペルソナ』シリーズ『攻殻機動隊ARISE』『残響のテロル』等、映像を駆使したステージで話題をよんでいる。野田作品では、『2001人芝居』『ザ・キャラクター』『南へ』『THE BEE English & Japanese Version』『エッグ』『MIWA』『逆鱗』等に参加。

美粧/柘植 伊佐夫

1960年生まれ。「人物デザイン」というジャンルを開拓。映画、舞台全体のキャラクターデザイン、衣装デザイン、ヘアメイクデザインを総合的に手がける。主な作品に、滝田洋二郎監督『おくりびと』、マシュー・バーニー監督『拘束のドローイング9』、三池崇史監督『十三人の刺客』、山崎貴監督『寄生獣』、庵野秀明総監督・樋口真嗣監督『シン・ゴジラ』、NHK 大河ドラマ『龍馬伝』『平清盛』、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』、長塚圭史演出『あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜』、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』など。12年第30回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞(人物デザインの開拓)、13年第67回日本放送映画藝術大賞/放送部門 最優秀衣装デザイン賞および最優秀メイクアップ賞(『平清盛』)、15年第9回アジア・フィルム・アワード衣装デザイン賞(映画『喰女−クイメ−』)。著書に『龍馬デザイン。』『さよならヴァニティー』がある。野田作品は、『赤鬼』『透明人間の蒸気』『エッグ』『MIWA』『半神』『逆鱗』に参加。

舞台監督/瀬﨑 将孝

1994年よりフリーランスとして活動。野田秀樹、松尾スズキ、宮本亜門をはじめとする演出家のもとストレートプレイ、ミュージカル、ブロードウェイ等の海外招聘作品など、あらゆる種類のパフォーミングアーツに関わり続ける。最近の主な仕事として、ラサール石井演出『その男』、河原雅彦演出『テキサス』、宮本亜門演出『サロメ』、松尾スズキ演出『マシーン日記』『不倫探偵』、三谷幸喜演出『ドレッサー』、小川絵梨子演出『RED』『コペンハーゲン』、小堺一機演出『小堺クンのおすましでSHOW29』、吹越満演出『ポリグラフ』などがある。野田作品では、『オイル』『走れメルス』『キル』『パイパー』『ザ・キャラクター』『南へ』『エッグ』『MIWA』『逆鱗』など数多くを手掛ける。