現地時間9/22(木)夜、サドラーズ・ウェルズ劇場の舞台に立った、松たか子さんと上川隆也さん、広瀬すずさん、志尊淳さん、野田秀樹より、ロンドン公演初日終演後のメッセージが届きました！

■松たか子さんメッセージ
ロンドンの初日をあけることができました。なんだろう、、感謝で胸がいっぱいです。舞台上で起こったこと全てがこの芝居を立ち上がらせている、そんな幸せな初日でした。

■上川隆也さんメッセージ
カーテンコールの歓声が、まだ耳朶に残っています。確かに客席に目を向ければ、そこには馴染みのない光景が広がっていました。が、白く染められた舞台の上は、光も音もそして目の当たり触れ合い励まし合う面々にも何一つ変わり無く、だからこそ安心して仲間に身を委ね浮き立ちも乱れもしない、いつも通りの『Q』を演じる事が出来たのでしょうし、その『いつも通り』が、あの歓声に繋がったのだと思っています。今後の大きな糧となる、本当に貴重な経験が出来ました。

■広瀬すずさんメッセージ
今まで感じたことないあの高揚感は、夢の中にいるような公演でした。
色んなものが私の中にストレートに届いて、言葉にするのが難しい感覚でした。
でも、一生忘れる事のない時間でした。最高に楽しかったです！カンパニーみんなのステージ上で合わせた顔が今もフラッシュバックしてます。

■志尊淳さんメッセージ
幕が上がるまで、イギリスで公演をする実感がなく、伝わるんだろうか、どう思われるんだろうかと未知の世界に不安を募らせていました。ですが、幕が上がった瞬間その不安は吹き飛ばされ、会場の熱気や反応に圧倒され、観客の皆様と一緒に作品を作っている空気を感じることができました。国、言語、文化が違えど、表現が伝わり、喜怒哀楽感情を共有できるという最高な体験ができました。
改めて野田さんの凄さを肌で感じたと共に、役者人生においても稀有なこの体験を噛み締め、残りの公演も楽しみたいと思います。

■野田秀樹メッセージ
やすやすと席を立ってまで拍手をしない英国の観客1500人が、ほぼ全員スタンディング、オベイションをしてくれた。その姿を舞台上から目の当たりにして、「してやったり！」の感が大いにあります。演劇の本場ともいうべき英国に、演劇留学してから30年、そして、ロンドンでは20年近く、時々芝居を打ってきましたが、ロンドンでの大劇場公演は、自分でも意外なことに初めてで、新鮮な緊張感がありました。終演後の観客の多くから「今まで見たことのない衝撃的な芝居だった」と興奮する声、またカーテンコールで沢山の声が客席から上がるのを聞いて、久しぶりに心震えました。ああ、これが本来の劇場の姿だったよなあ、と。日本の劇場にも、一刻も早く声が出て興奮する姿が戻ってきて欲しい、というか許されるようになってきて欲しい。しみじみ思いました。
私の感想ではありませんが、下記のような感想が私のもとにたくさん寄せられています。
その一つの抜粋です。（イギリスの劇作家からの感想）

I enjoyed the show enormously. It was wonderful to be back in your theatre making world again. the show had moments of sublime beauty and so much of your wonderful humour. I think you should do all of Shakespeare – or do the sequels at least. I also thought the cast were superb – such an array of talents and styles but each with total joyous commitment.

凱旋公演となる大阪公演は10月7日(金)より10月16日(日)まで新歌舞伎座にて上演されます（全公演で当日券あり。詳しくはこちら。）。
ツアー最終地となる台北公演は10月25日(火)より10月30日(日)まで台湾國家兩廳院 國家戲劇院にて上演されます。

ステージを重ねるごとに進化を続ける『Q』。みなさまのご来場を一同心よりお待ちしております！